screwcap.co.nzスクリューキャップに関する情報
www.corkwatch.com/コルク等に関する全般的な話題
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2001年には全体の3%だったものが2002-2003には13%程度まで増加するそうです(2002.10.31 追加)
スクリューキャップのメリットをページの最後にまとめました。(2002.12.12 追加)
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スクリューキャップのっていうのは、栓がコルクではなく、手で回すと開くようになっているもの、
左がふつうのコルクキャップ、右がスクリューキャップです。。
スクリューキャップのワインにどんなイメージを持っていますか?
きっとこういうイメージが多いのではないでしょうか。
かくいう私も去年の秋まではそう思っていました。熟成にわずかな空気が必要だという考えは過去のものですが、私はコルクで密閉しないと長期保存出来ないのではないかと考えていたのです。すなわち、瓶をねかせてコルクをしめらせることで密閉が保たれる、と。その考え方がちょっとぐらついたのが1999年、カリフォルニアの熟成型のワインにプラスチック製の「代用コルク」が使われていたのを 見たときです。代用コルクなら、立てておいても寝かせておいてもさほど密閉度は変わらないでしょう。(しかもブショネになる心配もありませんね。)これがこれからの主流になっていくのかとも思いました。
考えてみると、コルクからの決別は日本の方が先輩ですよね。
30年前には、日本酒の栓にはコルクが使われていました。いつの頃からわからないのですが、プラスチックの栓に変わりました。ビールもしかり。王冠の内側には薄いコルクが張られていたのを 覚えている人もいるでしょう。今はプラスチックです。プラスチックでビールのガスを逃がさない程度 にしっかりと密閉できるのです。あとは経年変化(劣化)ですが、どのくらいのデータを持っているのか 私には計りかねます。でもコルクの場合も長期保存のためにはリコルクが必須ですから、 代用コルクを取り替えることになったとしても問題ないのかもしれません。
話がそれましたが、さて、スクリューキャップです。
ここまで書けば私の言いたいことはわかっていただけたかもしれませんね。 依然として安ワインが多いのは確かです。 しかし、上質のワインでスクリューキャップを「試す」ということが 新世界のワインで始まっているのです!
偉そうに書きましたが、私がスクリューキャップのワインを意識したのは去年の秋、 ワイン雑誌にスクリューキャップの記事がでたことからなのです。
その記事によれば、不良品として返品されるのは1%だけど、実際には3割近くのワインが コルクの不良のために多かれ少なかれ痛んでいる、と。代用コルクもいい方法なのですが、 密閉度にまだ多少難がある場合がみられるそうです。コルクとプラスチックの複合材など いろいろ考えられているそうですが、その中でもっとも前衛的・合理的なのがスクリューキャップということになるのでしょう。究極のものというのはそう簡単には現れないでしょうから。
この記事を読んでさっそくワインショップにメールを出しました。が、まだリリース前だったようです。 そして2001年の年末に入荷したというメールが来たので、 在庫があるという5種類を2本ずつ購入してみました。
白ばかりです。赤は熟成のため、出荷が白より半年程度遅れますから。 真ん中の3つは以前飲んだことがあるもので味は確かですし、 残りもコンクールの金賞ワインです。もう「安ワイン」とは言わせません。 まず1本ずつ味見をして間違いなくおいしいことは確認しましたので、 残りは1年おいてみて漏れたりしないかみてみるつもりです。
まだ実験と言うことなのか、Palliserのようにスクリューキャップとコルクと両方で出荷する 場合もあるようです。
少しは見方が変わりましたか? 見かけたら一度手に取ってみてください。
閑話休題
代用コルクにあってスクリューキャップにない利点は「ソムリエナイフを使える」ということですね。 ワインをソムリエナイフで開けることに優越感を持つ人にとっては、 スクリューキャップのワインは許し難いものかもしれません(^^)
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(2002.12.5追加)Wine Deliが同じ銘柄・同じビンテージでスクリューキャップとコルク栓のワインを6組セットにしたものを限定販売していたので、1セット注文しました。12月の半ば頃には届く予定です。
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デメリット