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六本木ヒルズ 森美術館「ハピネス展」 展望台の夜景 クリスマスツリーの写真
クリスマスディナーの後、六本木ヒルズへ行ってきました。
イルミネーションはなかなか個性的で、万華鏡のように変化するツリーが可愛らしく、木がアートオブジェのようになっている広場があった。
でも一番きれいだったのは、シンプルだけれど大通りの並木を飾っていた、銀色と青色の光りの海。
実に美しかった。まるで、雪のようでもあったし、キラキラと銀紙が光にあたって光っているような感じだった。
行き交う人たちの心を暖めてくれていたと思う。夫はスキー場を連想したようだった。
その後、森美術館へと向かう。人の波。。入り口がちょっと混み合っていた。螺旋階段のところに、巨大でちょっと無気味な花のオブジェが浮いていた。こないた見た假屋崎氏の華道展を思わせる。ちょっとグロテスクなところが特に。。
手慣れた誘導に従い、エレベーターへ。エレベーター内には色のついた照明が目を惹いた。耳がキンと鳴る。地上から天上へ。53階。降りると、派手なポスターのような作品が天井から垂れている。二つの階でやっているので、なかなか見ごたえがあった。
作品はスクランブルされていて、古今東西ごった煮状態。なんていうのか、色々と挑発しようとしている、という意図が感じられた。ビデオもあったが、空気が悪すぎるのと、時間がなかったので、ちらと覗いた程度。一番、ハピネスというコンセプトに近いと思われたのは、やはり村上さんのお花咲きまくり状態の作品。思わず微笑んでしまう。あと、オブジェで面白いと思ったのは、(誰のか分からないが)暗い宇宙空間のような部屋に、ぽつんと円の物体、それから長方形の物体。これはモノリスですか??と思った。「2001年宇宙の旅」のあれです。
話は飛びますが、巽孝之氏の『「2001年宇宙の旅」講議』(平凡社)はとても痛快です。あの映画を観て、モノリスがなんなのかよく分からない人で知りたい人は是非一読を。自分の頭が良くなったかのような錯角を味わえます。
閉館時間に迫られながら、急いで回っていましたが、やっぱりアートっていうのは、展示室で見るものじゃないんだなあとつくづく思わされたのが、おトイレにあった作品!わたしこれが一番気に入った。もしあれが、展示室にでもあれば、恐らくあまり記憶に残っていなかったのだろうが、(いや失礼!)トイレという本当に現実的に使われている場所にあることによって、凄い威力を発揮していました。ちゃんと居場所がありますよっていう感じで。残念ながら、女子トイレしか見れなかったが、それがかえって良かったのかも。あれで、男子トイレも見れますなんて言われたら、なんだか興ざめだろうし。ある意味で本来の力を失うことになるものね。
作品どうこうじゃなくて、トイレに作品を展示したというのがとても気に入りました。といっても、大昔からそういうことをやっている人は赤瀬川氏のように沢山いるけれどね。。
そんなところでした。
で、その後にようやく辿り着いた展望台の夜景ですが、思ったより、その黒かったんですよ。そう、私は輝くばかりの光の渦を期待していたんですけれど、時間が10時を回っていたせいもあるのか、黒かった。なんと申してよいのか、子供向け絵本が夜になりました。という風な。
まあ、もともと六本木周辺というのはそれほど高いビルがあるわけでもないわけだし。光の量という点からいうと、やっぱ新宿の方が凄いのかも。窓からも、新宿のビル郡はちょっと無気味でした。というのも、真っ黒なのに、赤い光だけが点滅しているわけで、それがにょきにょきと何本も生えているのだから。展望台のつくりはよく出来ていると思いました。特に、人間が頭から足までガラスに張付ける状態になれるというのが、凄い。夜空の上を散歩しているような感覚を味わえます。空いていたらもっと良かったかな。。
ご報告おわり。
Posted: Tue - December 23, 2003 at 10:30 PM
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Published On: Feb 18, 2007 12:36 PM
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